マニトバ州(読み)マニトバ(その他表記)Manitoba

翻訳|Manitoba

デジタル大辞泉 「マニトバ州」の意味・読み・例文・類語

マニトバ(Manitoba)

カナダ中部の州。州都ウィニペグ。平原地帯にあり、氷河湖が多い。小麦、特にパン用小麦の大産地。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マニトバ州」の意味・わかりやすい解説

マニトバ〔州〕
マニトバ
Manitoba

カナダ,中央部の州。州都はウィニペグ。北はヌナブト准州,南はアメリカ合衆国,西はサスカチュワン州,東はオンタリオ州に接する。カナダ楯状地が州の5分の3を占め,ハドソン湾沿岸のツンドラ地帯と,南部のマニトバ低地を除き,州面積の 50%以上の地域は森林におおわれる。カナダ最大の湖沼群の点在する州でもあり,湖沼の総数は3万 8500に上る。気候は大陸性で,寒暖の差は激しい。 1612年 T.バットン卿が白人として初めてこの地を訪れ,70年以降ハドソン湾会社が徐々に勢力を拡張。 18世紀を通じて英仏抗争の地となったが,1870年マニトバ州としてカナダに編入。 81年カナディアンパシフィック鉄道の開通とともに本格的な農業開拓が開始された。その後,工業が盛んになり,食肉加工,石油精製,鉄鋼,化学,電気などの工業が行われ,コムギオオムギカラスムギおよび家畜を産する。また,北部ではニッケル,銅,金などの鉱産資源の開発も行われている。人口の3分の2は都市居住者。主要都市は,ウィニペグ,ブランドンなど。面積 64万 995km2。人口 109万 1942 (1991) 。

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