20世紀西洋人名事典 「マリアカラス」の解説
マリア カラス
Maria Callas
1923.12.3 - 1977.9.16
ギリシアのソプラノ歌手。
ニューヨーク(アメリカ)生まれ。
本名マリア カロゲロプーロス。
ギリシャ系移民の子としてニューヨークで生まれ、1937年故国ギリシャに帰り、アテネ音楽院でイダルゴに師事する。’41年アテネ劇場でデビュー以来、ミラノスカラ座、パリオペラ座などに出演しオペラ界の女王として君臨。彼女の魅力は音楽の中に秘められた数々のドラマと感情を最大限に引き出した点にある。’60年代に入り、のどを痛め’65年ロンドンでの「トスカ」を最後に舞台から引退。引退後は後進の指導や、映画「王女メディア」に出演。’49年イタリアの大富豪メネギーニと結婚するが、後に離婚。’73年来日。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報