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マリノベーション構想 マリノベーションこうそうMarinovation plan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マリノベーション構想
マリノベーションこうそう
Marinovation plan

沿岸・沖合域総合開発地域整備推進事業。マリノベーションとは,マリン (海) とイノベーション (革新) を組み合わせた造語。日本周辺水域における漁業の開発と水産業に依存する沿岸地域の整備を一体的に進めるための総合的計画で,第4次全国総合開発計画に基づいて 1985年度より施策が展開されている。この構想の基幹となるものは,(1) マリン・コンビナート構想 (大規模水産都市の整備および沖合資源の増大と安定化) ,(2) マリタイム・ヴィレッジ (純漁村地域の生産と生活環境整備) ,(3) マリン・カルチャー構想 (海の文化の伝承と漁場保全) ,(4) マリンテク構想 (先端技術を導入した研究開発) の4つの構想であり,それぞれに地域が指定されて,ケーススタディが実施されている。

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百科事典マイペディアの解説

マリノベーション構想【マリノベーションこうそう】

マリノベーションmarinovationとは,マリン(海)とイノベーション(革新)を組み合わせた造語で,第4次全国総合開発計画に基づき1985年に決定され,水産庁が21世紀を視野に入れて実施した沿岸沖合域総合開発地域整備推進事業をいう。基本的には,大規模な水産都市の整備および沖合資源の増大と安定化を目標とするマリンコンビナート構想,先端技術導入のための研究開発を行うマリンテク構想,純漁村地域の生活環境整備と栽培漁業を推進するマリンビレッジ構想,海の文化の継承と漁場環境の保全を目標とするマリンカルチャー構想の4本の柱で成り立つ。1990年に始まった〈ふれあい漁港漁村整備事業〉をはじめ,現在25の地域で施設の整備が進んでいる。 1994年には新マリノベーション構想が決定された。新構想では,水産業関係だけでなく一般人を対象に,海に親しんでもらうためのブルーツーリズム構想を加えた。これは,釣り場・レジャーボートの係留所・魚の販売所・レストランといった親水施設を整え,海や漁業とのふれあいの場を積極的に提供しようとするもので,全国50の地域の指定が決定している。→資源管理型漁業
→関連項目マリノフォーラム21

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