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マリノフォーラム21(読み)マリノフォーラムにじゅういち

百科事典マイペディア 「マリノフォーラム21」の意味・わかりやすい解説

マリノフォーラム21【マリノフォーラムにじゅういち】

マリノフォーラムmarinoforumは,マリン(海)とフォーラム(集まり)を組み合わせた造語で,21世紀を視野に入れて日本周辺水域の総合的な漁業開発を推進するために,産・学・官が一体となって組織した民活型の社団法人マリノベーション構想の具体化に向けて,水産庁の支援のもとに1985年6月に発足した。 大規模砂泥域の開発をはじめ,海洋牧場,マリノベーション技術,浮き魚礁システム,種苗生産システム,養殖システム,人工配合飼料,漁場施設,未利用資源有効利用開発システムなど9つの研究会が設けられ,さまざまな分野の企業も参加して技術開発が進められている。1992年には鹿児島県で世界的に規制強化が図られているクロマグロの蓄養事業が開始されている。マリノフォーラム21の研究成果は,限られた200カイリ水域内での漁業資源の保存と有効利用を図るための技術開発に大きな貢献をすることが期待されている。→資源管理型漁業
→関連項目磯焼け

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マリノフォーラム21」の意味・わかりやすい解説

マリノフォーラム21
マリノフォーラムにじゅういち
Marino-Forum 21

マリノベーション構想の中で,沿岸漁場や栽培漁業の整備開発に必要な技術開発を産・学・官が一体となって進めていくため 1985年に設立された社団法人。漁場造成技術の開発や人工配合飼料の開発などいくつかの研究部会が設置され,全国各地で実験が進められている。マリノフォーラムとは,マリン (海) とフォーラム (集会) とを組み合わせた造語。

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