マンサ・ムーサ(英語表記)Mansa Mūsā

山川 世界史小辞典 改訂新版 「マンサ・ムーサ」の解説

マンサ・ムーサ
Mansa Mūsā

(在位1312~37)

13世紀から16世紀末に栄えた西アフリカマリ帝国最盛期の王。マンサは「大王」の意で,別名カンカン・ムーサ。1324~25年には帝国内に産した大量の金を路銀に,数千人ともいう従者を連れてメッカ巡礼を行ったという。この時メッカから連れ帰った建築家アル・サヘリはトンブクトゥのサンコーレ・モスクを創建した。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

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