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メッカ メッカ Mecca

翻訳|Mecca

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

メッカ
メッカ
Mecca

マッカ Makkahともいう。サウジアラビア西部,ヒジャーズ地方南部,紅海東岸の外港ジッダの東 72kmの内陸,シーラト山地に位置する。マホメット生誕の地で,イスラムの最高の聖地。オアシス都市で,古くから西アジアインドを結ぶ香料貿易の要衝。

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デジタル大辞泉の解説

メッカ(Mecca)

サウジアラビア中西部にあるイスラム教の聖地。ムハンマドの生地。カーバ神殿があり、全イスラム教徒の巡礼の地。アラビア語マッカ
ある物事の中心地として、それに関係する多くの人が集まったりあこがれたりする場所。「映画のメッカハリウッド

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百科事典マイペディアの解説

メッカ

サウジアラビア西部の都市。アラビア語ではマッカMakka。同国の宗教上の首都で,イスラム最大の聖地。メディナとともに〈二聖都〉として毎年数百万人ものイスラム教徒の巡礼が行われる
→関連項目アラビア半島サウジアラビアジッダ巡礼聖地ブスラ

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世界大百科事典 第2版の解説

メッカ【Mecca】

アラビア半島の都市。イスラムの聖地で預言者ムハンマド生誕の地。アラビア語で正しくはマッカMakkaと呼ばれる。 アラビア半島の西,紅海に沿って南北に走る山脈の西斜面の谷間に発達した町。年平均降水量は157mm(1966‐70)。夏の気温は一日の最低気温32℃,最高気温40℃程度。冬は最低15℃,最高32℃程度。岩山に囲まれた荒地で農耕は不可能である。現在は旧市街を取り巻いていた岩山を越えて市街は広がり,人口は55万(1980)。

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大辞林 第三版の解説

メッカ【Mecca】

◇ サウジアラビアの中西部、ヘジャズ地方の宗教都市。ムハンマドの出生地。イスラム教の発祥地でカーバ神殿があり、多数の巡礼者が訪れる。イスラム教第一の聖地。マッカ。
[1] 転じて、ある分野の中心地や発祥地。また、あこがれの地。 「芸術家の-、パリ」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

メッカ
めっか
Mecca

サウジアラビア西部、ヒジャーズ地方の主要都市で、イスラム教第一の聖地。アラビア語で正しくはマッカMakkahという。人口161万4800(2003推計)。紅海沿岸から約100キロメートル内陸に位置し、暑熱の荒野のなかの涸(か)れ谷と両側の河岸段丘上に発達した都市である。古くからザムザムという井戸を中心とするオアシス交易地として発展していたが、カーバ神殿を有するアラブ多神教信仰の中心地としても知られ、巡礼者を集めていた。6世紀末この地に生まれ育ったムハンマド(マホメット)は、富裕な商人たちが崇(あが)める偶像を批判し、唯一の神アッラーの前で万人は平等であると唱えて、イスラム教をおこした。そのため迫害を受けて622年メディナに移ったのち、630年メッカを無血征服し信仰の中心地とした。カーバ神殿の偶像は破壊されたが、神殿自体はアッラーの神殿に転用され、ザムザムの井戸を聖井とする旧習や巡礼の慣習はイスラム教に取り入れられた。
 現在、世界中に10億人と推定される信徒は毎日この町の方向(キブラ)に向かって礼拝し、巡礼月には近年約250万人の巡礼者が訪れる。非イスラム教徒は立ち入りを禁止されている。[片倉もとこ]

歴史

7世紀にイスラム教が勃興(ぼっこう)した地であるが、その時代でもすでに伝説的に古い町であった。アダムやイブにまつわる伝説の地でもあり、この地にあるカーバ神殿は、ノアの洪水で流されたのち、アブラハムが再建したものと信じられていた。
 確実な伝承に基づく歴史が復原できるのは、預言者ムハンマドの5世代前にクライシュ人がここに定着してからである。クライシュはカーバ神殿を擁する聖地としてのメッカを守り発展させる一方、隊商を組織する国際商人に成長していった。610年ごろからここでムハンマドがイスラムを説くが、彼に共鳴したのはごく少数で、多数は迫害した。622年、彼はメッカを捨ててメディナに移り、やがて630年にメッカを征服した。彼はカーバ神殿に祀(まつ)られていた多くの偶像を破壊し、それをアッラーのみの館(やかた)とし、メッカをイスラムの聖地として、信徒にそこへの巡礼を義務づけた。以後メッカはイスラムの聖地としての地位を今日まで保っている。ウマイヤ朝、アッバース朝の保護下で宗教都市として発展した。10世紀ごろからはムハンマドの子孫であるメッカの土着勢力が市政を担当したが、メッカの長はおおむね、エジプト、シリアを支配したイスラム王朝の保護下にあった。第一次世界大戦の際、メッカの大守フセインは、長らくメッカの保護者であったオスマン帝国から離れ独立した勢力をつくったが、1924年イブン・サウドに敗れた。現在メッカは、イブン・サウドがつくったサウジアラビア王国に含まれている。[後藤 明]
『前嶋信次編『メッカ』(1975・芙蓉書房)』

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世界大百科事典内のメッカの言及

【アラビア半島】より

…生活のよりどころを失った南アラブの一部は,遊牧民となって北方への移住を余儀なくされ,半島全体で遊牧生活が支配的となり,南アラブは北アラブの文化的影響に屈する結果となった。 イエメン,ヒジャーズ,それに半島東部の海岸地帯にはいくつかの都市とオアシス集落があったが,特に5世紀の末に北アラブのクライシュ族の住みついたメッカは,多神教の神殿カーバを擁し,定期市と結びついた巡礼の対象としての東方の聖地を保護していただけでなく,6世紀半ばの少し前,イエメン,シリア,イラク,アビシニアへの遠隔地通商を開始し,アラビア半島で最も栄えた町となっていた。
[イスラム時代]
 イスラムを創唱した預言者ムハンマドは,メディナへのヒジュラ(移住,622年)のあと半島各地のアラブ遊牧民の小集団,辺境地帯の小君主,それにユダヤ教徒,キリスト教徒の集団と個別に盟約を結び,前2者にはイスラムの信仰とザカート(救貧税)の支払を課し,後2者には信仰の維持を認めたがジズヤ(人頭税)の支払を強制した。…

【ムハンマド】より

…スンナ派の神学・法学の体系の中では,このように,ムハンマドはその言行の細部に至るまで重要な人物と位置づけられてはいるが,彼はあくまで〈預言者〉〈警告者〉であり,決して神性を有するとも,信仰・崇拝の対象であるともされてはいない。 ムハンマドは,アラビア半島の町メッカで生まれ育った。メッカはカーバのある聖地で,毎年アラビアの各地から巡礼者が集まる町であった。…

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