大仏宗宣(読み)おさらぎむねのぶ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大仏宗宣」の意味・わかりやすい解説

大仏宗宣
おさらぎむねのぶ

[生]正元1(1259)
[没]正和1(1312).6.12.
鎌倉時代後期の武将。宣時の子。応長1 (1311) 年 10月3日から正和1 (12) 年5月 29日まで鎌倉幕府 11代執権。弘安9 (1286) 年6月引付衆,翌年 10月評定衆,正応1 (88) 年上野介,永仁4 (96) 年四番引付頭,同5年六波羅南方,正安1 (99) 年陸奥守,嘉元3 (1305) 年連署を経て,応長1年執権に任じられた。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大仏宗宣」の解説

大仏宗宣 おさらぎ-むねのぶ

1259-1312 鎌倉時代の武将。
正元(しょうげん)元年生まれ。大仏(北条)宣時の長男。母は北条時広の娘。評定衆,越訴(おっそ)奉行,小侍奉行などをへて,永仁(えいにん)5年六波羅(ろくはら)探題南方。嘉元(かげん)3年連署。応長元年鎌倉幕府11代執権となる。歌が「新後撰(ごせん)和歌集」以下の勅撰集に27首のる。正和(しょうわ)元年6月12日死去。54歳。

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