ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マースオブザーバー」の意味・わかりやすい解説 マースオブザーバーMars observer NASAの火星探査機。火星全体の地形測量と重力場の測定,磁場特性の解析などを目的としている。重量は 1700kg,全長 2.2m,寿命は3年とされている。打ち上げは,1992年9月にタイタン3により行なわれ,93年8月には火星に到達する。この探査機は,火星の高度 360kmの円軌道に2ヵ月間滞在し,この間に火星南北極領域データを収集する。残りの期間は,軌道変更により,太陽同期軌道に入り,95年にはソ連の大気観測バルーンからのデータを中継することになっている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by