タイタン(その他表記)Titan

翻訳|Titan

デジタル大辞泉 「タイタン」の意味・読み・例文・類語

タイタン(Titan)

ギリシャ神話巨人神族ティタン英語名。
土星の第6衛星。1655年にホイヘンスが発見。名は由来。土星系で最大で、太陽系の全衛星でもガニメデに次ぐ。窒素主成分とする濃密な大気から液体メタンの雨が降り、メタンの川や湖も存在する。直径は約5150キロ(地球のおよそ0.4倍)。平均表面温度はセ氏マイナス180度。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「タイタン」の意味・読み・例文・類語

タイタン

  1. ( [英語] Titan ) =チタン[ 一 ][ 一 ]

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「タイタン」の意味・わかりやすい解説

タイタン

米空軍のICBM大陸間弾道ミサイル)。I型退役。II型は一部現用のもので,液体推進剤ロケット2段,慣性誘導,大型核弾頭を付け,最大射程1万5000km,推進剤充填(じゅうてん)後地下格納,発射時は地上に出す。ジェミニ計画にも使用される。ほかに固体推進剤ブースターを付けたIIIC型があり,これは宇宙用に使用される。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タイタン」の意味・わかりやすい解説

タイタン
Titan

1960年代に導入されたアメリカの大型ICBM (大陸間弾道ミサイル) 。I型,II型,III型があったが,80年代に退役した。タイタン II型は射程1万 5000km,全長 31.4m,直径 3.04m,発射重量約 150t。貯蔵可能な液体燃料を使用,9Mtの弾頭を装備する2段式ロケット。相手の第1撃に対する防御と強い報復手段とするために,すべて地下基地から発射される。なお,III型は宇宙開発に使用された。

タイタン

「ティタン」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

改訂新版 世界大百科事典 「タイタン」の意味・わかりやすい解説

タイタン

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

デジタル大辞泉プラス 「タイタン」の解説

タイタン

ロールプレイングゲームファイナルファンタジー」シリーズに登場する召喚獣大地を操る巨人。初登場は1990年の「ファイナルファンタジーIII」。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「タイタン」の意味・わかりやすい解説

タイタン(ギリシア神話)
たいたん

ティタン


タイタン(土星の衛星)
たいたん

チタン

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のタイタンの言及

【チタン】より

…土星の第VI衛星。タイタンともいう。1655年,オランダのC.ホイヘンスによって発見された。…

【ティタン】より

…ギリシア神話で,オリュンポス神以前の巨人族の神。タイタンはその英語読み。通例,オケアノス,コイオス,クレイオス,ヒュペリオン,イアペトス,クロノスの6柱の男神とテイア,レア,テミス(〈掟〉),ムネモシュネ(〈記憶〉),フォイベ,テテュスの6柱の女神をいい,いずれもウラノス(〈天〉)とガイア(〈地〉)の子。…

※「タイタン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android