デジタル大辞泉 「ミシシッピ州」の意味・読み・例文・類語 ミシシッピ(Mississippi) 米国南部、ミシシッピ川下流の東岸にある州。州都ジャクソン。綿花のほか大豆・トウモロコシなどを産し、畜産・工業も発展。→アメリカ合衆国[補説] 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ミシシッピ州」の意味・わかりやすい解説 ミシシッピ〔州〕ミシシッピMississippi アメリカ合衆国南部,ミシシッピ川下流東岸の州。州都ジャクソン。標高が 250m足らずで,大部分を沖積平野とゆるい起伏の丘陵地が占め,亜熱帯気候が卓越する。 16世紀後半スペイン人によって開発が始められ,その後フランス領時代を経て 1762~63年イギリス領,83年南部の一部を除く全域がアメリカ合衆国領となり,98年准州,1817年 20番目の州となった。 61年連邦を脱退したが,69年復帰。住民は白人が約 64%,黒人が約 35% (1980) を占め,ワシントン D.C.に次いで黒人人口比率が高い。低所得者層が多く,人種差別が強かったが,第2次世界大戦後は平等化されつつある。国内有数の綿花地帯で,ワタのほかダイズ,米,トウモロコシ,桐油などを産する。州面積の2分の1以上を森林が占め,木材工業が盛ん。ウシ,ブタ,ヒツジの飼育が行われ,鶏卵,ブロイラーも産する。鉱産物は石油と天然ガス。面積 12万3522km2。人口 296万7297(2010)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報