ミシン工業(読み)ミシンこうぎょう

百科事典マイペディア 「ミシン工業」の意味・わかりやすい解説

ミシン工業【ミシンこうぎょう】

1930年代まで米国のシンガー社に市場の80%を制されていた日本のミシン工業は,輸入途絶により1940年代から活況を呈し,特に第2次大戦後,家庭用の更新需要に支えられて,軍需工場転換規格統一による量産体制で急速に発展輸出も伸長した。1998年には工業用59万台,家庭用42万台を生産,出荷額1204億円。約75%を輸出している。

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世界大百科事典(旧版)内のミシン工業の言及

【ミシン】より

…また81年に東京で開かれた第2回勧業博覧会に,左口鉄造が国産第1号である環縫いミシンを出品している。【吉田 元】
[日本のミシン工業]
 日本のミシン工業は輸入ミシンの販売をする人々により,ミシンの修理,改造,さらに部品の製造という形で始まった。本格的な国産ミシンの製造は大正時代に入ってからである。…

※「ミシン工業」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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