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ミラ・レーパ Mi‐la ras‐pa

世界大百科事典 第2版の解説

ミラ・レーパ【Mi‐la ras‐pa】

1040‐1123
チベットのタントラ仏教行者。道歌集《十万歌(グルブム)》の作者。実名シェーペー・ドルジェ。はじめ叔父と争い,呪殺の法などを学んで復讐したが,改悛して大タントラ行者マルパの弟子となり,秘伝を受け,のちに故郷クンタンの山に禅定して弟子を育てた。その実践的な教えは弟子ガンポパを通じてカギュー派と呼ばれる一宗に伝えられた。民間では,詩聖または理想的行者として古くから尊崇されている。【山口 瑞鳳

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のミラ・レーパの言及

【ラマ教】より

…彼等は11世紀以前の混乱期における破戒無愧の仏教に懲りて,吐蕃時代以来の寂護,蓮華戒によって説かれた瑜伽行中観派の仏教をもっぱら奉じた。 当時インドでは無上瑜伽タントラが流行して,インドに留学してそれらをチベットに広めたマルパ(1012‐97)や,その弟子ミラ・レーパ(1040‐1123)などと,サキャ派のように吐蕃時代のタントラ仏教と新しい無上瑜伽タントラを併せ説いたもの,吐蕃時代の無上瑜伽タントラと南宗禅由来の見解を継承した古派,捨身供養をタントラ仏教的観想法によって意義づけたシチュー派などが発生した。アティーシャの傾向に近い弟子の系統から,後にガンポパ(1075‐1153)のような無上瑜伽タントラ系の不思不観の瞑想法をとり入れるものも現れた。…

※「ミラ・レーパ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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