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ミレフ Milev, Geo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ミレフ
Milev, Geo

[生]1895.1.15. ラドネボ
[没]1925.5.15. ソフィア
ブルガリアの詩人。本名 Georgi Milev Kasabov。代表作は詩集『炎』 Plamǎk (1925) で,このなかの『9月』 Septemvriは傑作といわれる。

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世界大百科事典 第2版の解説

ミレフ【Geo Milev】

1895‐1925
ブルガリアの詩人。本名ゲオルギ・ミレフ・カサボフGeorgi Milev Kasbov。ライプチヒ留学中は象徴主義に,のち右目喪失にいたった戦傷治療のため滞在したベルリンでは表現主義に心酔した。帰国後,純粋芸術を標榜する《秤》誌に詩や翻訳を盛んに発表したが,1923年9月の反ファシズム蜂起鎮圧を契機として革命的立場に移り,《炎》誌にファシストのテロを糾弾する詩《九月》(1924)を発表,裁判にかけられ,虐殺された。

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世界大百科事典内のミレフの言及

【ブルガリア】より

… 両大戦戦間期はファシズムの嵐が吹き荒れ,それに対する抵抗運動が強まり,文学にも反映した。詩では《九月》のミレフ,《昼来たれ》(1922)のスミルネンスキHristo Smirnenski(1898‐1923),《モーターの歌》(1940)のバプツァロフNikola Jonkov Vapcarov(1909‐42)の〈プロレタリア三人組〉や,自由を希求する女性を歌ったバグリャナElisaveta Bagrjana(1893‐ )らが有名である。小説では,ファシストの暴虐を描いたストラシミロフの《連舞(ホロ)》(1926),ストヤノフの反戦小説《コレラ》,農村における葛藤を描いたカラスラボフGeorgi Slavov Karaslavov(1904‐80)の《嫁》(1942),カラリーチェフAngel Ivanov Karalijčev(1902‐72)の短編小説,風刺作家ミンコフの作品などが異彩を放っている。…

※「ミレフ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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