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ムコール菌症 ムコールきんしょうphycomycosis; mucormycosis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ムコール菌症
ムコールきんしょう
phycomycosis; mucormycosis

主としてケカビ目のケカビ属 Mucor,クモノスカビ属 Rhizopusなどに属する諸菌によって急性壊死性炎症を起す疾患。これらの菌は食物や野菜の腐敗に関係しており,日常よく見受けられる菌である。肺,外耳,脳,眼および全身性の諸病型に分けられる。肺ムコール症が最も多く,咳,痰,発熱など,急性気管支炎様の症状が現れるが,血管内に侵入しやすいため,末期には血管壁が侵され,肺梗塞 (→肺塞栓症 ) を起す。脳ムコール症では脳腫瘍に似た症状が出る。治療にはアムホテリシンBが用いられる。

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