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メガクレス Megaklēs

世界大百科事典 第2版の解説

メガクレス【Megaklēs】

アテナイの名門アルクメオニダイに属する政治家。同名の4人が知られる。(1)前630年以前にキュロンとその仲間が僭主政樹立を目ざしてアクロポリスを占拠した時,アルコンとして市民とともにこれを包囲し,欺いてキュロンらを殺した人物。そのためこの一門は〈汚れもの〉として一時アテナイから追放された。(2)その子アルクメオンの子メガクレスは,シキュオンの僭主クレイステネスの娘アガリステをめとり,ソロンの改革後の前6世紀のアテナイの三党分立抗争の時代には〈海岸党〉をひきいてソロンの政治を維持しようとした。

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世界大百科事典内のメガクレスの言及

【アガリステ】より

…生没年不詳。父はこの娘の婿選びに諸国の若者を自家に招いて彼らの能力・人物を観察したが(前575ころ),アテナイの名門アルクメオニダイのアルクメオンの子メガクレスがアガリステを妻とし,前6世紀末アテナイ国制を改革したクレイステネスの母となった。なお,彼女の孫娘クレイステネスの兄弟の娘で,クサンティッポスに嫁ぎ有名なペリクレスの母となった人物も同名である。…

【キュロン】より

…隣国メガラの僭主テアゲネスの娘をめとり,岳父や仲間に支援されてアテナイのアクロポリスを占領し,僭主政治を樹立しようとした(前632または前628)。しかし民衆は彼に従わず,アルコンのメガクレスなどに指揮されてアクロポリスを包囲した。キュロンは脱出したが,少数の仲間は祭壇にすがりついて嘆願したにもかかわらず,引き離されて処刑された。…

【クレイステネス】より

…前6世紀のアテナイの政治家。アルクメオニダイのメガクレスとシキュオンの僭主クレイステネスの娘アガリステとの子で,ペイシストラトスの僭主政と戦いつつアテナイ民主政を確立した改革者。ペイシストラトスの死(前528か527)後アテナイに帰還したらしく,前525か524年にアルコン職についたことは碑文から疑いがない。…

※「メガクレス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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