メゾン・カレ(英語表記)Maison Carree

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メゾン・カレ」の意味・わかりやすい解説

メゾン・カレ
Maison Carree

フランス,ニームにある古代ローマ神殿。ローマの植民市であった前 20年頃,アグリッパによって起工された。きわめて均整のとれた形態もち,ローマ帝政初期のギリシア建築の影響が強い時代を代表するものとして有名。前面柱廊をもち,その背後内陣を配する平面で,内陣部分の外側に付け柱を配するいわゆるプセウドペリプテロス (擬似周柱式) を採用している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android