メタンフェタミン

化学辞典 第2版「メタンフェタミン」の解説

メタンフェタミン
メタンフェタミン
methamphetamine

2-methylamino-1-phenylpropane.C10H15N(149.24).ヒロポンともいう.アンフェタミンN-メチル誘導体で,エフェドリンの還元によっても得られる.中枢神経の興奮作用が強く,けん怠感や眠気をとり,一時的に気分を高揚させる薬(ドーピング剤)となるが,習慣性,耽溺(たんでき)性があり,中毒症状を呈するに至るので,覚醒剤として一般の使用が禁止されている.遊離アミンは沸点208~210 ℃ の油状物で,有機溶剤に易溶.通常,水溶性の塩酸塩(融点170~175 ℃)として用いる.LD50 70 mg/kg(マウス,腹腔).[CAS 537-46-2][CAS 51-57-0:HCl塩]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典内のメタンフェタミンの言及

【興奮薬】より

…1g以上の大量では神経過敏,震えなどの症状を経て痙攣(けいれん)を誘発する。(2)覚醒剤 アンフェタミン,メタンフェタミンなどで,いずれも精神機能の亢進を特徴とする中枢興奮作用を有する。眠気を去り,疲労感を除き,精神的抑鬱(よくうつ)状態を回復する効果を示す。…

※「メタンフェタミン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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