デジタル大辞泉
「ヒロポン」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ヒロポン
- ( Philopon ) 覚醒剤、塩酸メタンフェタミンの日本での商標名。大脳に対する強い興奮作用がある。乱用すると、不眠・興奮・幻覚などの中毒症状が現われる。
- [初出の実例]「茶棚からヒロポンの粒を出して素早く飲んだ」(出典:晩菊(1948)〈林芙美子〉)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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ヒロポン
化学式はC1(/0)H15N・HCl。覚醒(かくせい)剤。塩酸フェニルメチルアミノプロパン(日本薬局方名塩酸メタンフェタミン)の商品名。アドレナリン誘導体で,無色結晶または白色結晶性粉末,無臭。脳組織の活動を亢進させる作用,交感神経興奮作用があり,服用により精神活動が活発になり,気分の快調,活動力の一時的亢進などを呈する。乱用すると,耐性および習慣性・依存性を生じ,幻覚や妄想が起きることも多く,覚醒剤取締法により厳しく規制されている。→ヒロポン中毒
→関連項目覚醒剤|向精神薬
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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ヒロポン
ひろぽん
Philopon
覚醒(かくせい)剤の塩酸メタンフェタミンの商品名。
[編集部]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内のヒロポンの言及
【覚醒剤】より
…覚醒剤は俗称ないし法律用語であって,薬理学では中枢神経系興奮薬に入れる。日本の覚せい剤取締法では[アンフェタミン](商品名ベンゼドリン)とメトアンフェタミン(商品名ヒロポン,ペルビチン)とを指す。これら覚醒作用をもっているアミンを,ドイツ学派は覚醒アミンと呼ぶが,英米学派ではとくに命名をしていない。…
【薬物犯罪】より
…その間の薬物犯罪の推移をみると,およそ三つの大きな波が認められる。 第1は,戦後の社会的・経済的混乱を背景とした,覚醒剤(ヒロポン)乱用の急激なまんえんである。1951年の覚せい剤取締法施行後も違反者は急増を続けて,54年には検挙人員が5万5664人に達した。…
※「ヒロポン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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