メチル水銀(読み)メチルスイギン

百科事典マイペディアの解説

メチル水銀【メチルすいぎん】

メチル基−CH3を含む水銀化合物の総称。気化しやすい液体のジメチル水銀Hg(CH32のほか,Hg(CH3)X(XはハロゲンやOHなど)の形の化合物がある。Hg(CH3)Xは固体だが,気化しやすいものが多い。水に難溶,脂肪などに易溶。猛毒で,中枢神経をおかす。症状としては,視野狭窄や運動失調など。水銀とメチル基を含む有機化合物との反応でしばしば生じ,環境中では魚介類などに蓄積されやすく,水俣病の原因となった。

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大辞林 第三版の解説

メチルすいぎん【メチル水銀】

有機水銀化合物の一。一般には塩化メチル水銀をいう。無色揮発性の液体。水俣病の原因物質で、強い神経毒性を示す。

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世界大百科事典内のメチル水銀の言及

【水銀】より

…広範囲な消化器粘膜損傷と腎臓障害,尿毒症がみられる。 有機水銀中毒には,メチル水銀によるものとフェニル水銀によるものなどがあり,毒性は前者のほうが強い。有機水銀中毒は1950年代までは主として職業病として発生したが,50年代から60年代にかけて,農薬として使われたため,農薬中毒として発症した。…

※「メチル水銀」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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