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水銀化合物 すいぎんかごうぶつmercury compounds

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

水銀化合物
すいぎんかごうぶつ
mercury compounds

水銀の化合物。無機水銀化合物と有機水銀化合物があり,その性のために環境汚染が問題とされている。無機化合物には,塩化第二水銀 (消毒薬,触媒) ,硫化水銀 (朱肉,顔料) などがある。急性の激烈な中毒を引起す (塩化第二水銀) ほか,慢性的に曝露されると頭痛,記憶力減退,震えなどの症状が現れる。有機化合物には,酢酸フェニル水銀メチル水銀,エチル水銀,ジメチル水銀などがある。医薬品,農薬殺虫剤と用途も広く,環境に放散される量も多かったが,環境汚染による被害が取上げられるようになってから農薬,殺虫剤として使用させない方向にある。特に,メチル水銀による水俣病の被害がよく知られているが,外国でも農作物の種子消毒から中毒して大量死した実例がある。一時,農薬や殺虫剤として大量に散布されたため,禁止された現在でも農地に残留している。

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