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メービウス Möbius

世界大百科事典 第2版の解説

メービウス【August Ferdinand Möbius】

1790‐1868
ドイツの数学者,天文学者。ダンス教師の子として,ライプチヒ近郊で生まれた。1813‐14年にゲッティンゲン大学でガウスから天文学の観測と計算の指導を受け,彼の推薦で母校のライプチヒ大学に天文台員として就職,終生そこを離れず,44年に力学および天文学の正教授,48年に天文台長となった。しかし彼は天文学よりは数学のほうに重要な貢献をした。とくに《重心算法》(1827)を著して,幾何学の問題を解析的に処理するために重心座標の概念を導入したのをはじめ,多くの新しいアイデアを提供して,射影幾何学の基礎づけの先駆をなした。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のメービウスの言及

【幾何学】より

…その基礎は,非調和比が射影的性質であることや,射影幾何学の双対性を見いだしたJ.V.ポンスレによって築かれた。これを継承して,シュタイナーJ.Steiner(1796‐1863)は二次曲線や二次曲面も射影的に扱えることを示し,A.F.メービウスやJ.プリュッカーは座標を導入して射影幾何学を解析幾何学として建設し,またシュタウトK.G.C.von Staudt(1798‐1867)はデザルグの定理を基としてそれを総合幾何学として建設した。
[非ユークリッド幾何学]
 ユークリッドがあげた5個の公準のうち,第5番目のものは〈1直線が2直線と交わり,同じ側の内角の和が2直角より小ならば,2直線は限りなく延長するとその側で交わる〉と述べられている。…

※「メービウス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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