モノテルペン

化学辞典 第2版「モノテルペン」の解説

モノテルペン
モノテルペン
monoterpene

10個の炭素原子をもつテルペン総称.生合成的にイソプレン2分子が頭と尾で連結した (C5H8)2 に相当する,ゲラニオールまたはネロールに由来する天然有機化合物.シトロネラールなどの鎖状のモノテルペン,リモネンメントールなどの単環式モノテルペン,ショウノウピネンなどの二環式モノテルペンがある.植物の精油中に多く存在し,芳香をもっているものが多い.そのほか配糖体として存在したり,生物の代謝産物として得られているものもある.モノテルペンの構造変換の化学は,香料工業の重要な部分でもある.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典「モノテルペン」の解説

モノテルペン

 イソプレン単位 (C5H10)nが2個結合した構造をもつ化合物の総称.植物の精油成分にあり芳香をもつものが多い.メントール,リモネン,シトラールなど.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典内のモノテルペンの言及

【テルペン】より

…代表的なものは植物の香気成分の精油であり,多くの色素,樹脂,ゴム質もすべて形式的にはテルペンに含める。 n=2にあたる炭化水素C10H16はモノテルペンmonoterpeneと呼ばれ,精油の主成分はこのモノテルペンおよびその含水素誘導体であるため,狭義のテルペンといえばモノテルペンをさす。天然にはnが3以上のテルペンも知られており,n=3をセスキテルペンsesquiterpene,n=4をジテルペンditerpene,n=5をセスタテルペンsesterterpene,n=6をトリテルペンtriterpeneなどと呼ぶ。…

※「モノテルペン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

トンガ(国)

太平洋南西部、日付変更線のすぐ西側(南緯約20度・西経約175度)に位置するポリネシア唯一の王国。トンガ海溝に沿って、その西側に南北に連なる諸島をトンガ諸島といい、この諸島をあわせて1970年にトンガ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android