ヤマボタル(その他表記)Cochlicopa lubrica; moss snail

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヤマボタル」の意味・わかりやすい解説

ヤマボタル
Cochlicopa lubrica; moss snail

軟体動物門腹足綱ヤマボタル科。殻高 5mm,殻径 3.2mm。殻は黄褐色,蛹形で薄く,殻表は平滑光沢がある。殻頂は鈍く,螺層は6階でややふくらみ,体層は殻高の5分の3を占める。殻口は卵形本州の長野県以北および八丈島,北海道,さらに北極圏をめぐる寒冷な地域に広く分布し,林中の下草の間にすむ。氷期には分布が南下していて,山口県の秋吉台や沖縄県多良間島まで化石が出土している。ウシヒツジ肝臓に寄生する槍形吸虫の中間宿主となる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む