ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヤミ族」の意味・わかりやすい解説
ヤミ族
ヤミぞく
Yami
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…〈魚カケキ〉というかぎ状漁具やもりを持って泳ぎながら魚を突く方法は,南方から黒潮に沿って北上した海士がひろめたものらしい。台湾の東沖合にある蘭嶼(らんしよ)(紅頭嶼)に住むヤミ族は,農耕とともに,島をとりまくサンゴ礁の好漁場で,日本でいう〈魚カケキ〉に酷似するラランと呼ぶかぎ状の漁具(全長約60cm)を使用して,潜水漁労にいそしむ。 日本でアワビを採取する際に使用する鉄製の梃子形のへらを,イソガネと呼ぶ地方は多く,カイガネ,フグセ,ノミなどともいい,ナサシ(魚刺し)という地方もあり,形態には地方差がみられる。…
…日本側では,たとえば豊臣時代に台湾を〈高山国〉と呼んでいたので,これは大して排日でもないが,高山族の高山が〈高い山〉を直接に意味するとしたら,これは問題であろう。あとでもふれるごとく,台湾東部平地のアミ,プユマ両族および蘭嶼(らんしよ)(紅頭嶼)の海岸諸部落に住むヤミ族は山地系でなく,1978年の統計によれば,これら3種族の人口は高山族総数の30%をやや超える。また,日本時代の末期,だいたい1930年代の早期には,官庁の奨励ないし強制により,山地原住民の過半が山麓諸地帯の低地に移住していた。…
※「ヤミ族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新