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ライオン記念碑 ライオンきねんひ

世界の観光地名がわかる事典の解説

ライオンきねんひ【ライオン記念碑】

スイス中央部、中世の面影を残す町ルツェルン(Luzern)の砂岩の断崖に刻まれたライオンの記念碑。◇「嘆きのライオン像」、あるいは「瀕死のライオン像」とも呼ばれる。強大なハプスブルク家を破って独立を果たしたスイス歩兵の精強さは、ヨーロッパ中に知れ渡り、16世紀に入ると、スイス兵は傭兵としてヨーロッパ各地で活躍した。フランスではルイ14世の時代にスイス傭兵などによるスイス衛兵とスイス連隊がつくられた。1792年8月10日、フランス革命で、スイス兵部隊786名はテュイルリー宮殿に殺到する革命軍に対して防衛に当たったが、ルイ16世が攻撃命令を出さなかったために、600名が戦死した。残り全員も捕らえられ、同年9月に処刑された。この戦いでのスイス兵の果敢な英雄的行為を伝え聞いたデンマークの彫刻家トルバルセンが、1821年に断崖に鎮魂の慰霊碑を刻んだ。以来、勇敢なスイス兵を偲ぶ人々が大勢訪れるようになった。

出典|講談社世界の観光地名がわかる事典について | 情報