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ラングミュア-ブロジェット膜 ラングミュアブロジェットまくLangumuir-Blodgett film

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ラングミュア-ブロジェット膜
ラングミュアブロジェットまく
Langumuir-Blodgett film

LB膜と略称する。脂肪酸のような一方に親水基,他方に疎水基を持つ比較的長い炭化水素を水面上に広げると,水面上に厚さ 25万分の 1mm程度の単分子層の膜ができる。これを最密状態の固体にしてガラスなどの固体面上に移し取ったものを一般的に累積膜という。アメリカのゼネラル・エレクトリック社の I.ラングミュアとその助手であった K. B.ブロジェット女史によって考案された方法により作製された膜を,特に両者の名前をとって LB膜と呼ぶ。作製方法は,水面上の膜に絶えず一方向から一定の圧力 (2次元圧) をかけて固体膜にしておき,清浄なガラス板または金属板を上方から水中に下ろしていく。最初の下降で水面上の膜は破れるが板には付かず引き上げるときのみ移される。この上げ下げを繰り返すと膜は累積される。積層される膜の性質を変えたり,第3の物質を挿入すると機能性を持った超薄膜ができる。バイオセンサ,絶縁性超薄膜などの分子素子としてのエレクトロニクスへの応用が期待される。

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