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リキニウス・セクスチウス法 リキニウス・セクスチウスほうLex Liciniae Sextiae

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

リキニウス・セクスチウス法
リキニウス・セクスチウスほう
Lex Liciniae Sextiae

前 367年ローマの護民官 (トリブヌス・プレビス ) G.リキニウスと L.セクスチウスの提案による,パトリキ (貴族) とプレプス (平民) の身分闘争の妥協をはかる法。その内容は,(1) 貧民の借金の利息を帳消しにし,(2) 公有地占有面積を1人 500ユゲラ (1.25km2) に限り,公有地での放牧家畜の頭数を制限する。以上は貧民の没落と富者の経済的上昇を押え,共同体内の貧富の差の増大を食止めるためのものであった。次いで,(3) 2名の執政官 (コンスル ) のうち1名はプレプスから選ぶ。これはそれまでパトリキが執政官を独占していたのを改め,両身分の政治的平等を目指したものである。このようにこの法の目的はパトリキがプレプスに譲歩して彼らの支持を得て,外民族との抗争と共同体の強化を進めることにあったが,事実上執政官となって政権に参加したのはごく少数の上層プレプスだけであった。

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