コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

手形訴訟 てがたそしょう Wechselprozess

5件 の用語解説(手形訴訟の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

手形訴訟
てがたそしょう
Wechselprozess

手形に基づく金銭の支払いの請求および付帯する法定利率による損害賠償請求について審理するための特別の訴訟手続。この制度は,1964年の民事訴訟法改正により設けられ,簡易迅速な審理を目的としているために,証拠方法が制限され,原則として書証にかぎるなど,通常の民事訴訟とは異なった特則が定められている。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

てがた‐そしょう【手形訴訟】

手形小切手による金銭の支払い請求およびそれに付帯する法定利率での損害賠償請求について、迅速な裁判と権利の実現を図ることを目的とする特別の訴訟手続き

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

てがたそしょう【手形訴訟】

手形金請求を審理裁判するための,通常訴訟に比し簡易・迅速な特別訴訟。手形・小切手は,取引上の金銭支払の手段として,即時に金銭に替えられることが制度の機能と信用を維持するために必要である。手形法・小切手法上もそのための種々のくふうを凝らしているが,訴訟法上も手形債務・小切手債務の取立てを容易にするために設けたのが略式訴訟たる手形訴訟小切手訴訟である(民事訴訟法350~367条)。 1890年公布の旧民事訴訟法では,証書訴訟および為替訴訟という制度がドイツから導入された。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

てがたそしょう【手形訴訟】

手形・小切手による金銭の支払いおよびこれに付帯する法定利率による損害賠償を請求する訴訟。手形・小切手所持人が迅速に権利を実現できることを目的とし、通常の訴訟手続より簡易・迅速に処理するための種々の特則が設けられている。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

手形訴訟
てがたそしょう

手形・小切手に特有かつ簡易な特別訴訟。もともと旧民事訴訟法で「為替(かわせ)訴訟」が認められていたが、1926年(大正15)の改正に際し、為替訴訟が十分な機能を発揮していなかったとして廃止されていた。しかし、手形・小切手の不渡り事故が激増し、訴訟の遅延も目だつものがあったことにかんがみ、実際界の要望により1964年に復活し、現在は民事訴訟法第5編「手形訴訟及び小切手訴訟に関する特則」において規定されている(民事訴訟法350~367条)。手形訴訟は手形・小切手による金銭支払い請求権およびこれに付帯する法定利率による損害賠償請求権についてだけ許される(同法350条)。また、反訴の禁止(同法351条)や、証拠制限(同法352条)により迅速に判決をし、判決には職権で担保をたてないで仮執行の宣言を付して債務名義を与える(同法259条2項)など、手形・小切手所持人の権利の実現の便宜を図っている。[戸田修三]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

手形訴訟の関連キーワード法廷法律審人事訴訟法却下控訴審民事裁判公判請求連邦特許裁判所略式訴訟通常訴訟

今日のキーワード

パラチオン、パラチオンメチル

パラチオンは無色で油状の液体、パラチオンメチルはコハク色の液体。ともに毒性が強く、有機リン系殺虫剤として使用された。50年代以降、稲の害虫被害を防ぐことが確認され、広く導入された。しかし、農民の中毒死...

続きを読む

コトバンク for iPhone