出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
淀川水系の一つで,京都市左京区を流れる川。左京区大原小出石(こでいし)町の山中に源を発し,大原・八瀬地区を貫流して岩倉川を合し,山端(やまばな)で京都盆地に入り,南西に流れて出町柳で賀茂川に合流し,鴨川となる。延長約20km,流域面積67km2。上流を大原川,中流を八瀬川とも呼ぶ。高野川の河谷には,京都から大原を経て途中峠を越え,近江朽木に抜けて若狭に至る若狭街道が通じ,古代から重要な交通路であった。山端には旅人相手の茶屋が並び,若狭から塩サバなど塩干物が多数運搬されたため,若狭街道は〈魚街道〉とも呼ばれたという。江戸時代の高野川には井堰が約40ヵ所設けられて流域の重要な農業用水源とされ,水争いもたびたび生じた。田地が川より高い南岸の上高野には,江戸前期京都代官五味氏によって高野隧道が建設され,用水として利用された。また河水は友禅染の水洗いにも用いられていた。出町柳から川沿いに京福電鉄叡山線(現,叡山電鉄叡山本線)が通じ,若狭街道は国道367号線に継承されている。
執筆者:服部 昌之
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
京都市左京区を南西流して鴨(かも)川に合流する川。滋賀県境付近の山地に発し、大原、八瀬(やせ)などを経て出町柳(でまちやなぎ)で鴨川に注ぐ。全長約17キロメートル。高野川と比良(ひら)山西麓(ろく)の安曇(あど)川の渓谷を結んで若狭(わかさ)街道(国道367号)が通じ、古くは「京の七口(ななくち)」の一つの大原口が設けられていた。水質が染色に適し、かつては下流で友禅(ゆうぜん)流しが行われていた。
[織田武雄]
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