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リハチョフ Dmitrii Sergeevich Likhachev

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大辞林 第三版の解説

リハチョフ【Dmitrii Sergeevich Likhachev】

1906~1999) ロシアの文芸学者。中世ロシア文学の権威。幅広い視野と学識で知られ、文化財や自然保護などの社会活動でも活躍。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

リハチョフ
りはちょふ
Дмитрий Сергеевич Лихачёв Dmitriy Sergeevich Lihachyov
(1906―1999)

ロシアの文芸学者、文化史家。1970年からソ連(現ロシア)科学アカデミー会員。1928年レニングラード大学卒業直後ささいな口実で逮捕され、約4年間北ロシア政治犯収容所で服役した。釈放後しばらく出版社に勤務し、38年にロシア文学研究所(プーシキン記念館)に入った。専門は中世ロシア文学で、『ロシア年代記』『イーゴリ遠征物語』などをはじめとする諸作品の本文批評に関する多くの業績があるほか、近代以前の文学の芸術的特質を伝統的な歴史主義フォルマリズムに通ずる柔軟な方法を用いて解明した『中世ロシア文学における人間』(1958)、『中世ロシア文学の詩法』(1967)などの著書がある。広い視野をもち、『中世ロシアの〈笑いの世界〉』(A・M・パンチェンコと共著、1976)では記号論的方法でロシアの精神文化の一面を論じているし、『庭園の詩学』(1982)や『古代から前衛期までのロシア美術』(1992)など、古い時代のみならず近代・現代の文学や芸術一般についても造詣(ぞうけい)が深い。歴史文化財保護運動に携わり、ソ連(現ロシア)文化基金の総裁を務めた(1986~93)こともある。[中村喜和]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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