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リビアネコ Felis libyca; Caffre cat; African wildcat

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

リビアネコ
Felis libyca; Caffre cat; African wildcat

食肉目ネコ科。体長 70cm,尾長 40cm。体は灰褐色で,背部中央に暗色の縞があり,尾および四肢黒色の環状模様がある。おもに夜間行動し,小動物を捕食する。南ヨーロッパアフリカアジアに分布する。なお,家畜ネコ (イエネコ) は,本種を飼い馴らしたものとされている。

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世界大百科事典 第2版の解説

リビアネコ【Libyan wild cat】

イエネコによく似たヤマネコ。食肉目ネコ科の哺乳類。アフリカ,アラビアパレスティナからトルキスタン,インドまでと,サルデーニャ島コルシカ島,イタリア本土に分布。体長48~62cm,尾長25~38cm,体重3.6kgほどになる。ヨーロッパヤマネコに酷似し,学者によっては同一種とする。体の割りに四肢が長く,四肢と尾には黒い輪状斑がある。体は灰褐色でやや不明りょうな黒色の横縞がある。腹面は黄色みを帯び,耳の背面はつねに赤褐色である。

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世界大百科事典内のリビアネコの言及

【ネコ(猫)】より

…一般には,家畜のネコ,すなわちイエネコを指すが,広義には食肉目ネコ科の哺乳類の総称として用いる。
【イエネコの家畜化】
 イエネコ(飼いネコ)Felis catusの家畜化の歴史はイヌに次いで古く,アフリカからインドにかけて分布するリビアネコを家畜化したものとされる。ネコの家畜化は人類の居住地近くに生息する齧歯(げつし)類の捕食や腐肉をあさることができる機会を利用することから始まるもので,イエネコの出現に人類が果たした役割は能動的ではなく,むしろ受動的であった。…

【ヤマネコ(山猫)】より

…また,つめを保護する肉鞘が完全ではなく,多くは獲物を捕食するときに前肢を使う頻度が低いなどの違いがある。 ヤマネコはヒョウネコ類,リビアネコ類,オオヤマネコ類などに大別される。ヒョウネコ類の多くはヒョウに似た斑紋をもつ優美な小型ネコで,耳は丸く,その背面に上下を黒で縁どられた顕著な白斑がある。…

※「リビアネコ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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