リュウビンタイ科(読み)リュウビンタイか(英語表記)Marattiaceae

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リュウビンタイ科」の意味・わかりやすい解説

リュウビンタイ科
リュウビンタイか
Marattiaceae

シダ植物リュウビンタイ目に属する。4属約 150種があり,旧世界の熱帯亜熱帯に分布する。日本には2属4種が知られている。根茎は短く匍匐するか,または直立して塊状。葉は1~2回羽状複生する。葉柄基部は肥厚し,根茎と関節する。葉脈は遊離する。胞子嚢は1個以上の細胞層からなる。胞子嚢群をつくり内側で縦に裂ける。本科を細分してリュウビンタイ科 (狭義) Angiopteridaceaeを独立させることもある。この場合,4属がそれぞれ4科に対応することになる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android