ルウェンゾリ山脈(読み)ルウェンゾリさんみゃく(その他表記)Ruwenzori Range

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ルウェンゾリ山脈」の意味・わかりやすい解説

ルウェンゾリ山脈
ルウェンゾリさんみゃく
Ruwenzori Range

コンゴ民主共和国ウガンダの国境地帯にある山脈ミトゥンバ山脈の北部を占め,モブツセセセコ湖西岸からエドワード湖の間に連なる。東西約 50km,南北 130km。六つの地塊よりなり,西側はグレートリフトバレーに続く急斜面,東側は広大な森林の緩斜面となっている。最高峰マルゲリータ山 (5119m) 。万年雪のある高峰が数峰あり,ゾウ,バッファローなど大型獣の生息は森林限界線まで,小動物は雪線まで。クラウディオス・プトレマイオスナイル川源泉と考えて呼んだ「月の山」に該当するといわれており,1887~89年にヘンリー・M.スタンレーが探検,1906年イタリアのルイジ・アメデオ・アブルッチが全峰を踏破,地形図を作成した。

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