レティクス(読み)れてぃくす(その他表記)George Joachim Rheticus

日本大百科全書(ニッポニカ) 「レティクス」の意味・わかりやすい解説

レティクス
れてぃくす
George Joachim Rheticus
(1514―1574)

ドイツの数学者天文学者オーストリアのフェルドキルヒに生まれる。1532年ウィッテンベルク大学に入学し、1536年母校の初等数学講師となる。地動説に対する関心から、1539年から2年間をコペルニクスの下で過ごし、自らが『地動説序説』を著すとともに、師の著『天球回転について』の公刊を懇願し、執筆激励原稿校正、印刷の斡旋(あっせん)を引き受け、ニュルンベルクの印刷所から刊行した。数学上では10秒置きの正弦表を作成し、ライプツィヒウィーンの大学教授を歴任した。

[島村福太郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「レティクス」の解説

レティクス

生年月日:1514年2月16日
オーストリアの数学者,天文学者
1574年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android