ロンセスバリェス(英語表記)Roncesvalles

改訂新版 世界大百科事典 「ロンセスバリェス」の意味・わかりやすい解説

ロンセスバリェス
Roncesvalles

スペイン北東部,ナバラ県,ピレネー山脈中のフランスとの国境イバニエタ峠の手前にある,ピレネー山間の要衝の村。標高981m。人口44(1982)。フランス語ではロンスボー。778年フランク王カール大帝のイスラム教徒に対する遠征軍が帰途当地バスク人に敗北した戦いは,中世叙事詩ローランの歌》に伝承された。サンチアゴ・デ・コンポステラへの巡礼路のスペイン側の起点で,12世紀に建てられた修道院は宿泊所および病院にあてられた。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロンセスバリェス」の意味・わかりやすい解説

ロンセスバリェス
Roncesvalles

フランス語ではロンスボー Roncevaux。スペイン北部,バスク州,ナバラ県の村。県都パンプロナの北東,ピレネー山脈の標高 981mに位置する。ピレネー越えのロンセスバリェス峠,別名イバニェータ峠 (1177m) は,788年カルル大帝の部将ローランがサラセン人と戦い,戦死した伝承の地として有名 (→ローランの歌 ) 。人口 35 (1991推計) 。

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