20世紀西洋人名事典 の解説
ヴァン・ワイク ブルックス
Van Wyck Brooks
1886.2.16 - 1963.5.2
米国の文芸評論家,文学史家。
ニュージャージー州生まれ。
大学卒業後、1909年「ピューリタンの酒」で過去のアメリカ文学を清教徒伝説と実際主義の二元論から批判、その総論を「アメリカ成年期に達す」にまとめ、注目を浴びる。その後同様の主旨で「マーク・トウェインの試練」(’20年)、「ヘンリー・ジェイムズの巡礼」(’25年)等を書く。アメリカ文学の優れたプロセスを捉える一連の文学史批評「花開くニュー・イングランド」(’36年)でピューリッツァー賞受賞。以後「自信の歳月」(’52年)に至るアメリカ文学史5部作を発表し、19世紀ニューイングランドの文化生活を再現した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報