試練(読み)シレン

デジタル大辞泉 「試練」の意味・読み・例文・類語

し‐れん【試練/試×煉】

信仰決心のかたさや実力などを厳しくためすこと。また、その時に受ける苦難。「厳しい―を受ける」「―に耐える」
[類語]苦しみ苦難苦痛四苦八苦七転八倒いばら災い災害災難被害禍害惨害惨禍災禍被災天変地異天災人災地変風害風水害冷害霜害雪害干害渇水旱魃水涸れ病虫害虫害煙害公害薬害災厄凶事禍根舌禍筆禍危難国難水難水禍海難受難遭難罹災貧乏くじ馬鹿を見る弱り目にたたり目泣き面に蜂

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精選版 日本国語大辞典 「試練」の意味・読み・例文・類語

し‐れん【試練・試煉・試錬】

  1. 〘 名詞 〙 さまざまなことを試みて人をきたえること。また、ある事を成し遂げたり人生を送っていったりする上でぶつかる苦難。それによって精神的にきたえられる場合についていう。
    1. [初出の実例]「冝其正身、准式試練」(出典続日本紀‐和銅五年(712)四月丁巳)
    2. 「恰かも失誤の事の、却って最善の試練となるが如し」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一一)
    3. [その他の文献]〔劉憲‐上東宮勧学啓〕

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普及版 字通 「試練」の読み・字形・画数・意味

【試練】しれん

試みきたえる。唐・劉憲〔東宮に上(たてまつ)りて学を勧むる啓〕常人の讀書は、祿を干(もと)むるに擬す。事須(すべか)らく熟にして、乃ち試に堪ふべし。殿下副君の位に居り、世の才り。豈にね、句をむことを假(か)らんや。

字通「試」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の試練の言及

【ベルゴーリツ】より

…スターリン死後の53年には〈自己表現〉としての抒情詩の復活を論じ,文壇の〈雪どけ〉気運を大きく盛りあげた。粛清時代の感情体験を歌った詩集《試練》(1956),抒情的散文のジャンルに新しい境地を開いた自伝ふうの長編《昼の星》(1959)が戦後の代表作である。【江川 卓】。…

※「試練」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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