現代外国人名録2016 「ヴィクトルユーシェンコ」の解説
ヴィクトル ユーシェンコ
Viktor Andriyovich Yushchenko
- 職業・肩書
- 政治家,エコノミスト 元ウクライナ大統領,元ウクライナ首相,元ウクライナ国民銀行総裁
- 国籍
- ウクライナ
- 生年月日
- 1954年2月23日
- 出生地
- ソ連ウクライナ共和国スムイ州ホルジフカ村(ウクライナ)
- 学歴
- テルノポリ財政経済大学卒
- 経歴
- 貧しい農家に生まれる。ソ連国営銀行ウクライナ支部勤務などを経て、独立後の1991年より商業銀行・ウクライナ副頭取。’93年1月ウクライナ初代大統領のクラフチュクに抜擢され、国民銀行(中央銀行)総裁に就任。’96年独自の通貨・フリブナの導入を成し遂げた。’99年12月クチマ大統領に指名され、首相に就任。欧州との関係拡大による市場経済と汚職追放にも力を入れた。2001年4月不信任決議を可決され、辞任。2002年“われらのウクライナ”議長。2004年10月大統領選に出馬し、与党候補のヤヌコヴィッチ首相との決選投票が行われるが、大規模な不正や捏造があったとして最高裁は再選挙の実施を決定、12月のやり直し決選投票で勝利。この一連の流れは“オレンジ革命”と呼ばれる。この間、選挙運動中のダイオキシンによる毒殺未遂事件で端整な顔立ちが一変した。2005年1月大統領に就任。同年9月オレンジ革命を二人三脚で率いたチモシェンコ首相を含む全閣僚を解任。2010年1月の大統領選第1回投票で敗北。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報