20世紀西洋人名事典 の解説
ヴィルヘルム バックハウス
Wilhelm Backhaus
1884.3.26 - 1969.7.5
スイスのピアノ奏者。
元・マンチェスター王立音楽院教授。
ライプチヒ(ドイツ)生まれ。
レッケンドルフに師事後、フランクフルトに移り、大ピアニストダルベールに師事する。1900年ロンドンでのデビュー演奏会で成功を収め、翌年ニキシュ指揮のライプツヒ・ゲハントハウスジャン弦楽団と共演して故郷に錦を飾る。以後、マンチェスター王立音楽院などで教鞭を執るが、やがて演奏活動に専念。’33年にスイスに移住し、’46年スイスに帰化、卓越した技巧、純粋な音楽性をもったスケールの大きな演奏で精力的な演奏活動を続け、とくにベートーベン、ブラームスなどのドイツ音楽を得意とする。’54年来日。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報