20世紀西洋人名事典 の解説
ヴォルフガンク ヴィントガッセン
Wolfgang Windgassen
1914.6.26 - 1974.9.8
ドイツのテノール歌手。
アンマス(フランスのオート・サヴォワ県)生まれ。
両親共に優れた声楽家の家庭に生まれ、シュトゥットガルト音楽大学の教授を務めた父から声楽を学びさらに同大でアルフォンス・フィッシャー、マリア・ランツォフに師事。1939年デビュー、兵役で一時中断するが、’45年から死ぬまでシュトゥットガルト歌劇場に属す。演出を手がけ、’70年からはオペラ監督。バイロイト音楽祭にレギュラー出演、ヴァーグナー楽劇のヘルデン・テノールの第一人者として「ニーベルングの指環」のジークフリート、「トリスタントとイゾルデ」のトリスタンに名唱を残した。現役活躍中に心臓発作のためシュトゥットガルトで急死。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報