一の対(読み)イチノタイ

精選版 日本国語大辞典 「一の対」の意味・読み・例文・類語

いち【一】 の 対(たい)

  1. 寝殿造りの寝殿の対屋(たいのや)一つ。東北の対に対して東の対、北の対に対して西の対をいう。
    1. [初出の実例]「左大将おりかかりて、東の一のたいのかたへおはしぬ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)蔵開下)
  2. 寝殿造りの配置形式が崩れて、後方に付属屋(対屋)がいくつか並んだとき、その一番目の対屋。また、そこに住む人。
    1. [初出の実例]「北の一のたいを内侍所などにしたり」(出典:栄花物語(1028‐92頃)根合)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む