一ノ戸村(読み)いちのとむら

日本歴史地名大系 「一ノ戸村」の解説

一ノ戸村
いちのとむら

[現在地名]山都町いち

撫木なでき分の北、一ノ戸川の最上流域に位置する。本村北方にそびえる飯豊いいで山への登拝路の一、一ノ戸口(現在は一ノ木口ともいう)麓集落で、飯豊山大権現(現飯豊山神社)の遥拝殿があり、道者宿が設けられていた。本村の北に高野原こうやばら、南に橋爪はしつめ廻渡まわりと(廻戸)の各端村があり、北西藤巻ふじまき、北の村杉沢むらすぎさわの二集落はいずれも木地小屋であった。文禄三年(一五九四)の蒲生領高目録に一戸とみえ、高三一七石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android