山都町(読み)やまとまち

日本歴史地名大系 「山都町」の解説

山都町
やまとまち

面積:一五六・二一平方キロ

喜多方市によって東西に二分された耶麻郡のうち西半の中央部を占め、北は新潟県東蒲原ひがしかんばら鹿瀬かのせ町・山形県西置賜にしおきたま飯豊いいで町、東は熱塩加納あつしおかのう村・喜多方市、南は河沼郡会津坂下あいづばんげ町、西は高郷たかさと村・西会津町に接する。北方には飯豊山地の山々がそびえる。飯豊山は会津地方でも古くから信仰の対象となっていた。このため同山山頂付近は本来、新潟・山形県境に位置するものの、会津側からの登拝路に沿って細長く福島県の当町域が入込んでいる。


山都町
やまとちよう

2005年2月11日:阿蘇郡蘇陽町上益城郡矢部町清和村が合併し、上益城郡山都町となる
【蘇陽町】熊本県:阿蘇郡
【矢部町】熊本県:上益城郡
【清和村】熊本県:上益城郡

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「山都町」の意味・わかりやすい解説

山都〔町〕
やまと

熊本県東部に位置する町。阿蘇外輪山 (→阿蘇山 ) の南斜面から九州山地の北斜面を占め,東部と南部で宮崎県に接する。 2005年清和村,蘇陽町,矢部町の2町1村が合体して成立。林業ほか高冷地野菜,クリ,シイタケの栽培ウシ飼育が行なわれる。南部の緑川にかかる通潤橋は国の重要文化財。町域は標高 300~900mに位置し,五ヶ瀬川上流の蘇陽峡はじめ起伏に富んだ渓谷が広がる。一帯九州中央山地国定公園矢部周辺県立自然公園に属する。国道 218号線,265号線,445号線が通る。面積 544.67km2。人口 1万3503(2020)。

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