ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「一人遣い」の意味・わかりやすい解説 一人遣いひとりづかい 人形遣いが,1つまたはそれ以上の人形を1人で遣う操法。 17世紀から 18世紀初めの人形浄瑠璃で行われ,辰松八郎兵衛などの名手を生んだが,享保 19 (1734) 年三人遣いが考案されて以後は衰退。地方の古浄瑠璃系人形などに残った。今日文楽の人形でも,ツメと呼ばれる端役は一人遣いである。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by