端役(読み)はやく

精選版 日本国語大辞典 「端役」の意味・読み・例文・類語

は‐やく【端役】

〘名〙 芝居などで、主要でない役。転じて、一般に重要でない役目。また、その人。
歌舞妓事始(1762)二「今の道外といふは、丁稚三太・かごかきちょち兵衛、あるひは庄屋の松兵衛などいふごときの端役(ハヤク)になりて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「端役」の意味・読み・例文・類語

は‐やく【端役】

映画演劇などで、主要でない役柄。転じて、つまらない役目。また、その役の人。
[類語]ちょい役エキストラ脇役バイプレーヤー仕出しがや

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の端役の言及

【脇役】より

…劇や映画の登場人物で,主役と端役(はやく)の中間の重要さをもつもの,またそれを演じる俳優。主役とはその人を中心にして劇が展開する人物で,一般に登場場面もせりふも多く,観客に強い印象を与えるのに対し,端役は一般に登場場面もせりふも少なく,ときには集団の一人として現れたり,名まえをもっていなかったりする。…

※「端役」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

ダモクレスの剣

常に身に迫る一触即発の危険な状態をいう。シラクサの僭主ディオニュシオス1世の廷臣ダモクレスが王者の幸福をたたえたので,王がある宴席でダモクレスを王座につかせ,その頭上に毛髪1本で抜き身の剣をつるし,王...

ダモクレスの剣の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android