一切智(読み)イッサイチ

デジタル大辞泉 「一切智」の意味・読み・例文・類語

いっさい‐ち【一切×智】

仏語。一切のものについて完全に知る智慧仏智

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「一切智」の意味・読み・例文・類語

いっさい‐ち【一切智】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。あらゆる現象を完全に知る智慧。広義では仏の智慧である、一切種智と同じとし、狭義では三智一つとして、仏の智、菩薩の智に対する声聞縁覚の智とする。
    1. [初出の実例]「事の詮には、人の一切智具足して」(出典:愚管抄(1220)七)
    2. [その他の文献]〔添品法華経‐譬喩品〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android