一壺天(読み)イッコテン

デジタル大辞泉 「一壺天」の意味・読み・例文・類語

いっこ‐てん【一×壺天】

《後漢の費長房薬売り老翁とともにつぼの中に入って別世界の楽しみを得たという「後漢書」方術伝の故事から》一つ小天地別天地。別世界。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「一壺天」の意味・読み・例文・類語

いっこ‐てん【一壺天】

  1. 〘 名詞 〙 ( 後漢の費長房が、薬売りの老人とともに壺(つぼ)の中にはいって、別世界の楽しみを得たという「後漢書‐方術伝・費長房」の故事から ) 一つの小天地。別世界。
    1. [初出の実例]「爰無風浪患、島裏一壺天」(出典新編覆醤集(1676)一・泊絵島記所観)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android