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薬売り クスリウリ

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デジタル大辞泉の解説

くすり‐うり【薬売り】

薬を売り歩くこと。また、その人。「越中(えっちゅう)富山の薬売り

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大辞林 第三版の解説

くすりうり【薬売り】

薬の行商人。

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(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

薬売り
くすりうり

室町末期の16世紀の京都に、おもに舶来の薬種の人参(にんじん)、甘草(かんぞう)、桂心(けいしん)、香料の沈香(じんこう)を量り売りする薬売りがいたが、これはやがて店商(みせあきない)の薬屋・薬種屋となったものであろう。ここにいう薬売りは、江戸中期の18世紀から盛んとなった薬の振り売り、担(にな)い売り、行商のことである。行商には富山、丹波市(たんばいち)(奈良県天理市)、総社(そうじゃ)(岡山県)の売薬、越後(えちご)(新潟県)の毒消し売りなどがあった。地方からの農閑期の男性・女性の出稼ぎが多かった。また、江戸などには、担い売りの定斎屋(じょうさいや)(是斎屋(ぜさいや)。暑気払い、霍乱(かくらん)、痢病(りびょう))、枇杷葉湯(びわのはゆ)(暑気払い)、陀羅尼助(だらにすけ)(気つけ)、藤八五文(とうはちごもん)薬(頭痛、めまい。オランダ伝来の丸薬)、徳兵衛膏薬(こうやく)(あかぎれ)、熊野伝三膏薬(打ち身、切り傷、腫(は)れ物)などがあった。反魂丹(はんごんたん)、歯みがき、むし歯薬、傷薬、腫れ物薬などを売る際に、客寄せに居合抜きなどをする香具師(やし)も薬売りの一つといえよう。近代になっても、家庭の常備薬としての需要は高く庶民を対象に続いている。明治・大正初期には新しい軍服姿で手風琴で歌を歌いながらかぜ薬を売り歩く者もみられた。しかし、こうした薬売りは薬屋の普及によって、その役割は薄れてゆくが、新しい配置売薬の方法は自動車を足として行われてもいる。[遠藤元男]

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