小天地(読み)ショウテンチ

デジタル大辞泉 「小天地」の意味・読み・例文・類語

しょう‐てんち〔セウ‐〕【小天地】

小さく限られた一つ世界。広大な宇宙に対して人間界をいう。
小さくはあるが、それなりにまとまりをもつ空間。狭く限られた社会。「大学という小天地に安住する」

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精選版 日本国語大辞典 「小天地」の意味・読み・例文・類語

しょう‐てんちセウ‥【小天地】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 小さな一つの世界。宇宙の大に対して人間界をいう。
    1. [初出の実例]「正眼に看きたれば、一禽一獣も小天地なり」(出典:十善法語(1775)九)
  3. 小さく区分されているが、それなりに一つのまとまりを示す地域。狭く限られた世界。
    1. [初出の実例]「更に一帯の樹立と相連る煉瓦屋にて東京の其局部を限れる、この小天地(セウテンチ)寂として」(出典夜行巡査(1895)〈泉鏡花〉三)

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