一夕(読み)イッセキ

デジタル大辞泉 「一夕」の意味・読み・例文・類語

いっ‐せき【一夕】

ひと晩。一夜いちや。「一朝一夕
ある晩。ある夜。「一夕友と語らう」
[類語](1一夜一夜ひとよ一晩一晩中終夜夜もすがら夜通し夜っぴて/(2一朝一夕一夜

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精選版 日本国語大辞典 「一夕」の意味・読み・例文・類語

いっ‐せき【一夕】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 一夜。一晩。また、一晩じゅう。
    1. [初出の実例]「一夕に心経を誦すること一百遍許」(出典:日本霊異記(810‐824)上)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐蘇不韋伝〕
  3. ある夜。
    1. [初出の実例]「一夕、先師の『いざくつろぎ給へ。我も臥(ふし)なん』との給ふに」(出典俳諧去来抄(1702‐04)先師評)
    2. [その他の文献]〔白居易‐夢裴相公詩〕

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